社会が発展し人々の間に時間と経済的余裕が生まれると余暇としての文化活動に対する関心が高まります。その意味で経済発展著しいバンコクはフラワースクールを開くのに大変適した状況といえるでしょう。
タイは元々花に対する関心が高く日常的に花を飾る習慣を持つ家も多く見られます。タイ最大の花市場として知られるパーククーロンに色とりどりの花が並ぶ様子を見ればタイ国民の花に対する深い関心が分かります。
バンコクでフラワー教室開業
タイのバンコクでフラワー教室を開業するなら顧客のターゲット設定が成功のカギを握ります。有力な候補となるのは日本人駐在員の妻たちです。彼女たちはタイという異国の地で優雅な生活を送るセレブとして時間を過ごしています。
暇と時間を持て余す彼女たちは文化活動に対する関心が高く、おしゃれで気品溢れるフラワー教室の生徒としてはピッタリです。日本国内でも習い事として人気の高いフラワー教室ですから、上手くいけば日本人妻たちの間で大ブームになる可能性もあります。
タイ人の富裕層マダムをターゲットにするのもいい戦略です。タイには元々独自のフラワーアレンジメント文化がありますが外国のフラワー文化に対する関心は高く、実力が評価されれば優秀な生徒になってくれる可能性は十分あります。セレブの間で口コミで広がり人気を集めれば経営の安定化が見込めます。
フラワー教室を開業するにあたって考えなければいけないのが教室を開く会場です。日本なら公民館やホールなど公共の施設が使えますが、タイでは文化活動にちょうどいいスペースは少なく会場探しに難儀します。
会場が見つからないなら自宅を教室にしましょう。セレブ層相手のカルチャースクールでは自宅を教室にするというのは一般的です。自宅コンドミニアムの一室を会場にすれば少人数のホームスクールのような形なら十分な広さです。
フラワー教室の戦略
自宅を教室にするのには生徒からの信頼を得やすいというメリットもあります。自宅というプライベート空間を開放しているので不信感を抱かれることはありません。会場となる自宅が高級住宅に分類されるコンドミニアムなら印象もよく安心感を与えられます。
コンドミニアムの中にある住人用のパーティールームを使用するのも良いでしょう。
謝礼を受け取って開かれる教室の場合は営利使用にあたるとして利用規約に抵触する可能性があるので、教室を開く前にパーティールームが使えるかどうか必ず確認しておきましょう。
生徒の自宅に訪問するという選択肢もあります。家庭教師のような形でフラワー教室を開催するというのは日本では馴染みがありませんが、欧米ではごく一般的なスタイルです。
生徒がセレブなら自宅でフラワー教室を開けるだけのスペースもありますし、教室に通わなくて済むという時間的メリットもあります。
出張教室のような形にはなりますが呼ばれればどこへでも行くという身軽さが受ければ十分に成功する可能性があります。