バンコクで有名な花といえば、「ドーク・ラーチャプルック」というお花であるといえるでしょう。こちらの名前には「王の樹」という意味があるようで、非常に有名なタイの花の一つです。
バンコクで有名な花といえば、「ドーク・ラーチャプルック」
2009年においては、初めて、タイを象徴する花として、国花象徴決定委員会が選定した国花として、「ドーク・ラーチャプルック」が決まりました。
日本ではナンバンサイカチとも呼ばれています。さらに、英語ではゴールデンシャワーと呼ばれています。
こちらのラーチャ・プルックはタイ語になります。
日光がよくあたり、乾燥している頃に咲き乱れる花なのが特徴です。このため、開花期は、大体日本の桜と同じくらいの季節になり、大体2月から5月の間に咲きます。
こちらの気候の中、真っ黄色の小さな花を、長さが60cmほどまる、房のように垂らして、満開に咲かせるといった、とても美しく印象に残る美しい花木としても知られています。
こちらの花は、タイが原産というわけではなく元々のルーツは、インドやスリランカにあります。こちらのインド、スリランカが原産地となっている、マメ科の植物です。
温暖な気候を好むため、タイの国内のどの地方でも育てることができるため、広く知られている有名な花として知られています。
タイ国民にとっての花のカラー
タイの国民にとって、こちらの花色の黄色という色は、とても大切な色となっており、タイの国教である、仏教の輝く黄色を示していることからも、国花として選定された理由があります。タイの僧侶は、黄色の衣を身にまとっているイメージがありますが黄色というカラーはとても大切な色とされていて、仏教と根強い関係があります。
また、タイにおいては、国王である、プミポン・アドゥンヤデート陛下を象徴する色というのが、黄色となっています。
タイでは誕生日の曜日ごとに、さまざまな色が割り当てられているのが特徴で、国王の誕生日である、1927年12月5日の色は、黄色とされています。このため、黄色の花であることからもこちらの花が国民から愛されているのです。
桜の木と同じで、成長すると、その気の大きさは、10メートルにも上り、非常に大きくなることが特徴です。
幹などが白灰色、黒をしていると言うことから非常に特徴的なのと、楕円形の葉っぱも特徴です。
木の実も特徴的で、さやのようなものに入っていて、つんとした香りが香ることも大きな特徴です。
タイのどの地方でも育てることが出来ることから、公園、そして街路樹、さらにタイの至る所で見かけることが出来るのも特徴です。観光の際にも一度見かけることも多いといえるでしょう。
親しみやすさも国花として人気の理由の一つです。また、ドーク・ラーチャプルックは、タイの方の日常生活を彩るという役割の他にも、その花や木の実などは、薬用としての効果が高いことでも知られています。このため、タイの国民にはなくてはならない植物としても、知られてきました。春のタイに訪れるとたくさんのドーク・ラーチャプルックを眺めることが出来ます。