結婚式にお呼ばれしたとき、テーブルを飾る美しい花を見て「この花、何て名前だろう?」と疑問に思ったことはありませんか。海外から輸入された、キレイなお花の名前を知っていると、思わず鼻高々になれます。最近街でよく見かける、海外の花の種類をご紹介します。
・ミモザ
南フランスに自生するミモザは、ふんわり優しいイエローカラーのお花です。綿帽子のように甘い花びらが無数に付いていて、初々しい恋心をイメージさせます。イエローのニットを身にまとったかのような柔らかな風合いは、見ているだけで穏やかな気持ちにさせてくれます。
・プルメリア
南国のブーケやレイに良く使われるのが、ハワイ生まれのプルメリア。白く細長い花びらが特徴的で中央部分に、チークのように色鮮やかなイエローカラーを纏っています。白い花のほかにも、赤や黄色などの種類もあり色違いで揃えると、美しいブーケが作れます。比較的育てやすいこともあり、ハワイでは公園や学校に植えられ人々の目を楽しませています。
・アンバークィーン
イギリスの貴族の庭園に植えられていたのが、バラの仲間アンバークィーン。花びら全体がフリルのようにボリュームがあり、女性的なシルエットになっています。オレンジを淡くしたカラーが気品あふれる装い。バラの中では手入れしやすい品種として知られていて、鉢植えでも簡単に栽培できます。
・センニチコウ
北アメリカ生まれのセンニチコウ。ドキリとする鮮やかなパープル色が目を惹きます。センニチコウに聴き馴染みがない方も「ドライフラワーに良く使われる花」と聴けば納得がいくのではないでしょうか。ぼんぼりのように丸いシルエットは、可憐さを彷彿とさせます。花言葉は変わらぬ愛情…カップルのお付き合い記念日に、夫婦の結婚記念日に、大切な方へプレゼントするお花にぴったりです。
・ダリア
メキシコ生まれの情熱的なフラワーがダリア。孔雀が羽根を広げたように、ゴージャスで美しい花びらに目を奪われます。くすみのあるレッドから、くっきりしたピンクまでカラーバリエーションも豊富。気分に合わせて自分好みの花を選べます。大ぶりの花のためブーケにするならサブとして使うより主役がおすすめ。凛と上を向くリッチなまなざしに、恋する気持ちが高まります。
・アネモネ
ヨーロッパ原産のアネモネは、日本でも人気を伸ばしているお花です。パープルや白・レッドなどカラーも豊富にあります。柔らかいガーゼでつくったような繊細な花びらは、可憐でキュートな風貌。中央の花弁は、時計のハリのようで可愛らしいのが特徴です。アネモネの花言葉は、報われない恋。少し切ないイメージのお花ですが、自分で楽しむ分にはそれもまた良し。日当たりの良い場所に地植えすると、年を超えても美しい花を魅せてくれます。
・クリスマスローズ
ヨーロッパ生まれのクリスマスローズは、日本であまりお目にかかれない花です。ホワイトの花びらに、薄く炭で色を重ねたように模様が付いています。貴婦人のように下向き加減にこうべを垂れる様子は、見ていて本当にロマンチックです。花の咲く時期はクリスマスが過ぎた1月前後から。耐寒性に優れていて、冬の寒いシーズンでも日持ちしてくれる丈夫な花です。